職員からのメッセージ

• 児童指導員

  発達障害の子は、他の子には持っていない個性があります。その個性はその子1人1人に合った環境を用意してあげることにより見えてくることがあります。ピサンリでは子ども1人1人に寄りそい、理解し、個性を伸ばすお手伝いをさせて頂いています。子どもの興味・関心を知ることが重要で、それには御家族との情報交換、共有することがとても重要になります。数が得意な子、車が好きな子、好きなことに対する集中力など、関心があるものを知り、そこを少し伸ばしてあげることで、「できる・分かる」が多くなり、日常生活が過ごしやすいものになります。思っていた反応でない時は、また違った角度から「とりあえずやってみる」をくり返し、私たち支援する側も、子どもたちと一緒に日々成長させて頂いています。「今日はこんなことができました」と御家族のみなさんと共に成長を喜びあえることをうれしく思いながら、日々支援させて頂いています。

• 保育士

  日々の療育に携わり、子どもと関わる中で嬉しいと感じることがあります。それは子供と一緒に考え、わかった！と理解した姿を見たときです。ピサンリでは、子どもの好きなこと、苦手なこと、できること、お手伝いが必要なことなどを観察し、できることや好きなことは自信をつけるような関わりを持ち、また子どもが困っていることには１つ１つアプローチしていきます。困った時の対処を一緒に考え、実践できた時は、手を取り合って喜ぶくらい嬉しいものです。　しかし、困っていることも人それぞれで、こちらが困っているとは思わなかったこともあり、子どもたちの姿から学ばせてもらっています。子どもの言動や、行動には理由があると思います。なぜあの時ああ言ったのかな？この行動はどうして出るのかな？と職員間やご家族と話し合い、考えられる原因に１つ１つ対処していきます。うまくいくときもあれば、全くの見当違いでうまくいかないときもあります。それでも何か１つ子どもの中で響くものがあって、子どもの笑顔や、穏やかに取り組む姿、お友達とやり取りしながら遊んでいる姿を見ると、その子が分かるもので伝えていけば理解し、生活しやすくなるんだなと感じました。【わかった・できた・楽しい】その時の表情はみんな輝いていています。そんな成長や輝きを保護者の皆さまと分かち合えたらいいなと思っています。そしてピサンリに来ることで、子どもも保護者の皆さまも気持ちが楽になれる場所で在りたいと思います。

• 保育士

  発達障がいの子ども達に対して、周囲の人たちを困らせる、驚かせる行動をとる、何を考えているのか分からない等、マイナスなイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。しかしそれらの行動は全て‘’分からなさ‘’や‘’不安‘’等が原因で起きていることが多いため、ピサンリでは‘’見てわかる・できる環境‘’を整え、お子さんが本来持っている力を発揮できるよう関わっています。 ‘’見てわかる・できる環境‘’は私たちの身の回りにもたくさんあります。ソーシャルディスタンスを保つための足形マークやスーパー内のコーナー表示板、また、いつ・どこで・何をするのかを把握するための手帳等、挙げたらキリがなく決して特別なものではありません。ピサンリではお子さん1人ひとりの困り感を少しでも軽減するため、行動やつぶやき、仕草等から困り感の原因を探り、安心して過ごせるような支援をチームで行っています。全ての子どもに好きなこと、得意なことはあります。それらを見つけた上で十分に認め、活かし、お子さんの自信と成長につなげていきます。様々な悩みや不安を持つご家族にもしっかりと寄り添い、お子さんの成長の喜びを共有しながら、共に成長していきたいと思っています。